サビ問題解決事例

サビ問題解決事例

トンネル内の歩道調査

トンネル内の歩道を巡回し、目視による観察をしました。写真撮影をしました。   

水圧鉄管上部は、コンクリートエフロレッセンスと水分などの影響で、錆、旧塗膜のふくれ、剥がれが著しく発生している箇所がありました。鉄管の脚部鉄部も積層錆が発生していました。一方で健全な部分も多くあり、箇所により「痛みの度合いが」ばらつきがあることを確認いたしました。  

20年ほど前にブラスト打ち(1種ケレン)をし、タールエポキシ塗料をエアレスで吹き付けています。健全なところと、錆ているところがある現場です。

白い粉状のものはエフロレッセンス

写真にて現場の状況が確認できます。旧塗膜はブラストを打ち、タールエポキシ塗料が塗装されています。です。トンネル内の水分が露出し、コンクリート部のカルシウム分などを溶かし、水圧鉄管上部にたれている状態です。

鉄管上側の様子です。錆や旧塗膜のふくれが目立ちます。

こういう箇所は入念な錆落とし作業が必要です。 ボルト部や接合部もかなり錆びています。。

接合部はかなり錆が進行しています。入念な錆び落し作業が必要です。

接合部はかなり錆が進行しています。入念な錆び落し作業が必要です。

水圧鉄管下部  鉄管下部の塗膜状態は良好です。

調査日気温と湿度18度位、湿度は62%位でした。

*従来の仕様であれば、サンドブラスト打ちを行いました。

以前は健全な旧塗膜まですべて除去していました。今回の塗り替えシステムは「健全な塗膜は活用し、劣化した塗膜や錆は徹底して除去し、錆び対策の塗料(ラストボンド+カーボマスチック615)を塗装します。

*脚部、水圧鉄管上側、錆のひどい箇所  結露が予想される  

素地調整   
ディスクサンダー等の動力工具とワイヤブラシなどの手工具を併用します。 浮き錆、浮き塗幕、水分、埃、エフロレッセンスは完全に除去します。

オーバーコーティング  
浸透性エポキシ樹脂であるラストボンドSGを塗装します。

下塗り   
湿潤面でも塗装可能なエポキシ塗料であるカーボマスチック61 5を塗装します。

上塗り    
湿潤面でも塗装可能なエポキシ塗料「カーボマスチック615」を塗装します。

*鉄管下部や健全な塗膜が存在している箇所  

素地調整
ディスクサンダーなどの電動工具と手工具を併用します。 浮き錆、埃、エフロレッセンス、水分などを完全に除去します。健全な 塗膜表面は「目荒らし」をします。

塗装
湿潤面でも塗装可能なエポキシ塗料 「カーボマスチック615」を塗装します。

*注意点  
ひどく錆びている箇所(溶接部など)は、ラストボンドSG、カーボマスチック615 とも「先行補修塗装」し、「増し塗り」を心がけてください。

ラストボンドSG  https://www.nc-21.co.jp/products/rustbond/

カーボマスチック615 https://www.nc-21.co.jp/products/unique/

*施主様のご都合により調査現場の場所、 調査時期などは伏せさせていただいています。