防錆Q&A

防錆Q&A

軽トラックの荷台の錆対策について

Q 海の近くでスキューバー・ダイビングのスクールを経営しています。
お客様用のスキューバー用の道具を運搬するのに軽四トラックで運搬しています。
 
 潮風と海の水で濡れている道具のせいで、荷台はすぐに錆びてしまいます。

 良い防錆対策はありますでしょうか?

 

 

 

A 実は私は下手の横好きでディンギーヨットを年中しています。
今でも年甲斐もなくしています。

http://dokodemo.cocolog-nifty.com/blog/cat2367757/index.html

 脱線しましたが、海で遊んでいますので備品を水洗いし手入れしませんとすぐだめになりますね。
 マストはアルミで備品もアルミですが、まめに水洗いしませんと 電食を起こしてだめになりますね。ナイロンセールも、シートロープ も手入れし、陰干ししないとすぐだめになりますね。

 スキューバのことは詳しくわかりませんが、ボンべやレンタル用の海で使用される備品も同様のメンテナンスをされておられると思います。

 さて質問の軽トラの荷台ですが、防錆塗装により錆は防止できます。ワイヤブラシなどで、荷台の表面を目荒らしをします。


 二液型のエポキシ塗料である「ラストボンドSG」を塗装します。
塗り漏れのないように塗装します。ちなみに飴色で半透明です。

 荷台に塗装されるのであれば、上塗りには二液混合型のエポキシ塗料をお薦めします。エポキシ塗料は塩分や薬品に強い性質があります。
 実は弊社は工業用薬品(塩酸や次亜鉛素酸ソーダなど)も販売しています。軽トラで運んでいます。
 
 購入時に車屋にエポキシ塗料を支給し、納車前に塗装して貰っています。それで荷台には錆が出なくなりました。

 ただ一般的なエポキシ塗料は耐久性が良い高性能塗料ですが、 錆落しなどはシビアにしないと塗装できません。ディスクサンダー などを使用する必要があります。

 お薦めのラストボンドSGは、それほどシビアな錆落しは必要ありません。それで防錆が出来ます。

 ただし、欠点があります。紫外線に弱いことです。ラストボンドSGの上に上塗り塗料を塗装いただければ良いです。ベストは更にもう一度ニ液型のエポキシ塗料を塗装し、上塗りの塗料を塗装できれば万全でしょう。


 参考実例  奄美のダイビングサービスの榎本英人さんからのご報告です