Q ラストボンドSGやカーボマスチック15Jは二液混合型塗料でありますね。粘度が高くて塗りづらいのでしょうか?どんなタイプの刷毛を使用すればいいのでしょうか?
A ラストボンドSGもカーボマスチック15Jも二液混合型の塗料です。ラストボンドSGでは、体積比率で等量のA液とB液(カーボマスチック15Jは基剤と硬化剤)を混ぜ、塗装をします。粘度はそれほど高くはありません。他の二液混合型のエポキシ塗料と比較すれば塗りやすく、作業性は良好です。
但し時間制限があります。時間が経過しますと混ぜあわせた塗料は増粘(粘度が高くなり)してきまして、さらに時間が経過しますと刷毛を動かすことができないほど粘くなります。(塗料として塗装可能な時間を可使時間と言います。)
ラストボンドSGもカーボマスチック15Jも、防錆力を高めるために錆層に深く浸透する性質故に乾燥時間が一般的な塗料より遅く設定されています。とはいうものの、夏場では可使時間は意外に短いのでご注意ください。
刷毛は原則使い捨てにしてください。
ラストボンドSGは無溶剤型塗料.カーボマスチック15Jは専用シンナーもありますが、増粘しますと溶剤には溶けません。ですので原則刷毛は使い捨てにしてください。
刷毛の種類ですが、幅が70ミリ(3寸)、50ミリ(2寸)、20ミリ(1・5寸)があります。使い捨てですので、最寄りのホームセンターや100円ショップで、安価な刷毛を購入してください。
柵などの細かい部位には、20ミリの刷毛。平面の広い面積を塗装刷る場合は70ミリ幅の刷毛を使用します。その2本ぐらいを用意をしておけば大丈夫であると思います。