Q 屋根を防錆塗装をした上に太陽光の発電パネルを取り付ける予定です。あらかじめ防錆塗装をしてから取り付けます。
10年ぐらいしてから、再塗装します。その場合業者が言うのには、太陽光パネルを取り付けた下にある屋根の部分は日光が当たらないので劣化はしないから再塗装の必要はないと業者に言われました。
どうなのでしょうか?
A 太陽光パネルの下の屋根の部位は、日光があたらないということは、紫外線による劣化は少ないと思います。その業者さんの言われていることは「半分は正しく、半分は間違っています。」
なぜ間違いなのかと申しますと、錆は塗装している塗膜が紫外線で劣化し。ひびが入り、そこから水などの腐食性物質が浸透して錆びるだけではありません。
太陽光パネル機器は屋根に取り付けられていますね。その真下の部位は確かに陰になりますが、雨水が溜まりやすかったり、結露しやすい条件ですと腐食性物質がたまりやすく錆びてくるようになるからです。
太陽光パネルの設置コストのコストばかりに皆さん関心が行きますが、屋根の防錆塗装も気にしてください。だいたい30年ぐらいの計画になっているでしょうから。
屋根の防錆塗装としては、カーボマスチック15Jをお奨めします。理由は以下です。
1)どんな旧塗膜の上からも塗装できます。錆落としは3種ケレンで塗装できます。
2)屋根材が亜鉛メッキでありましても付着は良好です。(一般的な塗料は1年ほどで剥げます。カーボマスチック15Jは亜鉛メッキとの相性もいいのです。)
3)刷毛なら3回塗り、ローラーなら2回塗りをしますと、20年以上は大丈夫です。
鉄塔塗装で実績があります。 レポート参考
https://www.nc-21.co.jp/case/20/(20年目)
https://www.nc-21.co.jp/case/post_20/(25年目)
安いからと言って、市販されている「屋根用塗料」とか、一般的なエポキシ塗料などを屋根に塗装されましても、10年も持たないと思います。
その場合太陽光設置場所以外の再塗装はできても、太陽光設備の下の屋根の部位は再塗装できないので、困ることになると思います。
「屋根のメンテナンス・コスト」も考慮されましたら、カーボマスチック15Jによる防錆塗装をお奨めします。