「防錆屋」のホームページでお問い合わせが多い質問では屋根の防錆塗装についてが多いです。工場関係や商業店舗の大屋根から、個人の住宅の屋根に関することまで、それぞれです。
また屋根の素材もカラートタン屋根や、焼き付け塗装の屋根、亜鉛の折半屋根や、塗装したが短期間(2年以内に)見苦しく剥げてしまった。というご相談も多くみられます。
そのあたりをまとめて記述させていただきます。
1)屋根用の防錆塗料にはカーボマスチック15Jで 屋根は日当たりがよく、屋根の部材は昼間は温度が上がり膨張し、夜間は温度が下がり収縮します。塗装した塗膜がその屋根材の収縮に追随できなければ、塗膜が割れてしまい、ついには剥離して、見苦しい状態になります。
(その原因)
通常の塗料は塗装した直後から1年程度は塗膜が柔らかいので、屋根材の収縮に追随できます。しかし1年経過するぐらいから徐々に塗膜が硬くなり、塗料に含まれている溶剤分も抜けていきます。
塗膜が硬くなりますと、屋根材の収縮に追随できなくなり、塗膜は素地から剥げてしまします。比較的耐久性のあるエポキシ系塗料でも5年程度が限度です。そのあとは見苦しく剥離してしまします。やはり塗膜が経時変化で硬くなるからです。
(カーボマスチック15Jはいつまでも塗膜が柔らかい)
カーボマスチック15Jの耐久性に優れている点は、「いつまでも塗膜が柔らかい」ことです。柔らかいので、屋根材の収縮に追随できるので、塗膜が硬くならないため、割れたり、捲れたりはしません。
屋根の事例ではありませんが、1985年8月に施工された来島ドック支線の鉄塔https://www.nc-21.co.jp/case/cat46/000128.htmlには、カーボマスチック15Jが刷毛塗で2回塗装されています。
時折事後観察をしていました。
報告には、17年後https://www.nc-21.co.jp/case/cat46/000132.html、
20年後https://www.nc-21.co.jp/case/cat46/000133.html、
23年後 https://www.nc-21.co.jp/case/cat46/000117.html、
25年後 https://www.nc-21.co.jp/case/post_20/ と追跡調査しています。
塗膜はチューキング(白亜化)し、時が経過するうちに消滅しつつありますが、剥げたりめくれたり、見苦しくは全くありません。論より証拠です。
メーカーの実績ですがある食品メーカーの工場屋根は、カーボマスチック15でローラー塗2回塗り。15年程度は問題なく推移しているようです。15年ごとに再塗装しています。
http://www.carboline.co.jp/history/pdf/m01.pdf
工場屋根でも、個人住宅の屋根でも、カーボマスチック15Jと決めてください。全く悩む必要はありません。カーボマスチック15J 2回塗とお決めください。そして15年周期で再塗装していただければよいと思います。
(カーボマスチック15Jは亜鉛メッキ面と相性が良く、いつまでも剥げません)
他社にも亜鉛メッキ面との付着が良好と表示する塗料は多くございます。しかし実際塗装されますと、早くて1年後や、よくて数年以内に剥げる、めくれる事例が多発しています。
上塗りの塗膜がまだ艶があるのに、素地の亜鉛メッキ面と付着が悪く、剥げている事例が多くみられます。全国各地の皆様からのご相談でも多くの事例が寄せられました。
一般論として油性塗料よりも、二液型エポキシ塗料のほうが亜鉛メッキには付着性が良いとされています。でもそれは「比較論」であり、油性系塗料が1年で剥げるところを、二液型エポキシ塗料は3年から5年程度は剥げないというだけのことです。
その理由はやはり経時変化で塗膜が硬くなり、亜鉛メッキとの付着性が低下し、剥げたり捲れたりしてしまします。
亜鉛メッキ面でより条件の厳しい、屋根の部位や海岸近くの部位ではより早く他社の塗料は剥げてしまします。
カーボマスチック15Jはその厳しい環境でも剥げたり捲れたりしません。強固に亜鉛メッキ面に付着し、いつまでも塗膜が柔らかいのですので、付着不良でのクレームは皆無です。
亜鉛メッキ面出の付着性の良さは、海岸近くの鉄塔塗装の実例でも実証されています。
(旧塗膜を選ばず、亜鉛メッキ面でもさび面でもカーボマス7チック15は強固に付着し防錆し続けます。そして剥げません。)
屋根の防錆塗装は、カーボマスチック15Jで決まりです。
ご相談は弊社まで お気軽にどうぞ。
お問い合わせ https://www.nc-21.co.jp/inquiry/