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マイケル・ジャクソンさんに顧客志向を学ぶ

this-is-it-mm.jpg 世界最高峰のポップ歌手マイケル・ジャクソンさんを追悼する記録映画「THIS IS IT」を3回見ました。3度目も感動は薄れませんでした。わたしは今まで彼のファンではありませんでした。でもこの映画の中でのマイケルさんは真剣で真摯で、紳士的でした。

 あれだけの大金持ちでありながら、まさに命を削りながら真剣にリハーサルをしていました。世界中から応募者があり、そして選抜された選りすぐりの屈強な若者たちのダンサーに混じって踊っても遜色ない。とてもマイケルさんは50歳の動きとは思えない凄みがありました。

 リハーサルでは音や演出にこだわり、スタッフに注文をつけます。しかしその態度は高圧的ではなく、常にフレンドリーな態度。なかなかできるものではありません。だから演奏家もダンサーも、歌手も演出家もスタッフ全員がコンサートを盛り上げようと真剣にマイケルさんと協議するのです。

 徹底した顧客志向の人であると感心しました。スタッフに注文をつけるのも、「このやりかたのほうが観客がより喜ぶだろうと思う。」という観点からの意見だけにとても説得力があります。

 それでいて優雅で、歌声も伸びやか。本当に楽しそうにリハーサルに打ち込んでいました。本当の芸人。エンターテーナーでした。あの真剣さにはけちのつけようがない。

 彼の真剣さ、真摯さに励まされました。プロ意識というのでしょうか。仕事でも顧客の事を考え、真摯でいなければならないと思いました。

 「防錆屋も顧客志向で、真摯でありたい。」学ぶことの多い映画でした。