サビ問題解決事例

サビ問題解決事例

トタン屋根の防錆塗装

錆びているからと言って諦めないでください

ある商業店舗の屋根です。
トタン屋根ですが、㈱北村塗装店様から「再塗装できないか?」
とご相談があり、写真を見せて頂きました。
相当に錆が進行しています。
「再塗装できないと、屋根全体を取り換えてしまわないといけない。
防錆塗装でなんとか出来ないか」とのご相談でありました。

トタン屋根の再塗装は意外に難しいものです。

1)金属製の屋根は昼間は暑さで伸び、夜間日没後は縮みます。

塗装した塗膜は最初こそ柔らかくても、時間の経過とともに塗膜内の溶剤分や可塑剤が抜け、硬くなります。
そうなりますとトタン屋根の収縮に耐えられず剥離してしまいます。

(一般的なトタン屋根ペイントの多くは2年ほどでそうなります。)

2)トタン屋根は亜鉛引き鋼板です。

亜鉛メッキ面への塗装は難しいです。表面が硬く緻密であり、塗料が付着しにくいからです。またこちらの現場は錆面が大半であり、一部に亜鉛引きがあるという大変難しい現場でありました。

「防錆屋」として現況の写真を見てメーカー担当者とも協議し、以下の塗装仕様を提案させていただきました。
「亜鉛メッキ面に付着性がよく」「さび面にも強固に付着する」「金属屋根の収縮に耐えられる塗膜」であるカーボマスチック15Jによる再塗装を提案させていただきました。
トタン屋根のように収縮を繰り返す金属面に強固に付着し、のちに剥離しないこと、サビ落としをしてもサビが残ってしまいやすい亜鉛引き面の屋根の部位、双方に強固に付着する塗料でなければなりませせん。

塗装工程

塗料名

塗装方法

乾燥時間他

1.素地調整

ワイヤブラシ・マジックロンなどで丹念に除去できる錆びは落とします。

2.水洗

除去された錆びや埃などを真水で水洗します。

3.下塗

カーボマスチック15J

ローラー

1日以上14日以内

4.中塗

カーボマスチック15J

ローラー

1日以上14日以内

5.上塗

カーボマスチック15J

ローラー

 

画像でも見ていただきますと作業工程がよく理解できます。屋根塗装でカーボマスチック15Jの優れたところがよく理解できると思います。

1.素地調整

錆びている部位をサンドペーパー。マジックロンなどの主工具で丁寧にさび落とし作業をします。電動工具などは使用が難しいと聞きました。


2.高圧水洗

さび落とし作業が一段落しましたら、高圧水洗で除去した錆や、ほこりなどを丁寧に洗い落してください。そして十分に乾燥させます。


3.防錆塗装1回目

カーボマスチック15Jをローラーにより塗装します。素地面がさび除去面などが凹凸があり、また巣穴が無数にありますので、「塗料が吸い込まれ」ます。塗装1回目は、いわば「目止め」であり、防錆塗装の土台をつくる作業です。


4.防錆塗装2回目

カーボマスチック15Jをローラーで塗装します。1回目の塗装で「目止め」効果が出ていますので、スムーズに塗装できたとのことでした。


5.防錆塗装3回目

カーボマスチック15Jをローラーで塗装します。スムーズに上塗りは塗装できました。