2010年3月1日はある水力発電所の現場へ行きました。防錆塗料の配達(カーボマスチック15J)でした。その折に、少しだけ現場を確認することが出来ました。
今回塗装するのは、発電所の水圧鉄管外部です。塗装仕様は以下のようになっています。カーボマスチック15Jのシステムで防錆塗装が行われます。
素地調整 3種ケレン
下塗 カーボマスチック15JFC(浸透性厚膜エポキシ塗料)ジャパンカーボライン
上塗 カーボマスチック15JFC(浸透性厚膜エポキシ塗料) ジャパンカーボライン
塗装履歴を見ますと、なんと1978年に塗装されていました。表示にはこう書いてありました。
素地調整 1種ケレン(サンドブラスト)
下塗り ネオゴーセ2300プライマー(二液型エポキシ塗料) 神東塗料
中塗り ラバール100中塗り(塩化ゴム塗料)
上塗り ラバール100上塗り(塩化ゴム塗料)
1978年に塗装されていました。殆ど痛んでいませんね!素晴らしい。当時私は神東塗料の東京支店の営業部で勤務していました。建築関係の塗料営業販売をしていました。
確か夏期休暇で高知へ戻った際に、こちらの現場へ来たような記憶がございました。それ以来の訪問です。
防錆塗料であるネオゴーセ2300プライマーも素晴らしい。それをきちんと施工された塗装業者様は、もっと素晴らしい。
あくまで防錆塗料は「半製品」なのです。施工される人達が真摯に塗装されて防錆塗料の性能が発揮されるのです。
今回の塗り替えの防錆塗装については、活膜(生きている塗膜)が大半です。その塗膜を活用しながら、少しだけ錆びている部分をふくめ、カーボマスチック15Jにて防錆塗装をするものです。
これでこの施設はあと20年ぐらいは大丈夫であると思いました。