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防錆屋のつぶやきとため息

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 先日(10月16日)に長距離バスで大阪へ行きました。往路は朝6時40分に高知駅を出発片道5時間かかります。途中徳島県と兵庫県の境の鳴門海峡を渡る長大橋のつり橋大鳴門橋があります。
 
 当日はお天気も良く橋の下には渦潮も見ることが出来ました。1985年の完成ですので丁度今年で30年目です。
 
 「防錆屋」をやっていますので、どうしても橋の維持管理状況に目が行ってしまいます。亜鉛メッキのどぶ漬の手摺部位もさすがに30年近くもも経過しますと錆が目立ちますね。(手摺は瀬戸大橋のようです。別の機会に通過しました。)
 
 こうした海上の長大橋は日本の国力をかけてこしらえたものです。錆があってはいけないです。通行料金を利用者から徴収していますから。
 
 ちなみに世界的に有名なフランスのパリのエッフェル塔。当時橋梁技術者であったエッフェル博士がパリ万国博のランドマーク・タワーとして1889年に建設しました。今年で126年目です。世界的な観光資源ですので錆は「ご法度」ですね。19回も塗り替え工事がされているといいます。
 
エッフェル塔1889年_R.jpg
 
 一方東京スカイツリーが誕生するまで世界1の自立式電波鉄塔であった東京タワーは1958年に完成し、今年で57年目。こちらも10回の塗装塗り替え工事がされています。
200px-TaroTokyo20110213-TokyoTower-01min_R.jpg
 塗り替えが10回とか19回ともなると累積膜厚は結構凄いものになり、主に今まではアルキッド系塗料(合成樹脂調合ペイント系)でされていると思われますので、結果的に過膜厚になり、べろりと剥げる可能性もありますね。
 
 防錆屋とすれば、ラストボンドSG+カーボマスチック15Jの防錆システムで塗り替え周期を伸ばしてもらいたいと思いますね。