「測定機械などを使用する前の段階で、古い塗膜が生きているかどうなのか?鉄面が錆びているものの、防錆塗装で来て維持できるかどうかの判定は出来るものでしょうか?
目視や簡便な方法で可能でしょうか?」というお問い合わせがありました。
結論は、「可能である。」と思います。
古い塗膜の「生死判定」は、「塗膜の劣化度判定をされると良い。」と思います。
「付着力評価基準」を参考ください。
→ https://www.nc-21.co.jp/consulting/consulting1/
5ミリ幅の碁盤目を縦方向に4列、横方向に4行旧塗膜をカッターナイフでカットします。そして形成された9つのマス目の状態をチェックし、テープを貼り、後で剥がします旧塗膜の劣化度(付着度)判定を行います。もしくはクロスカットします。
配管や柱の錆びた状態のものが、「錆落とし作業をして防錆塗装で再利用できるのかどうか」の判定は、先の尖った小さなハンマーで鉄面を叩くとわかります。
穴が開いてしまったり、錆面が叩く落下する状態であれば、塗装では無理です。
ただし、以下の記事のような状態では防錆塗装ではどうしようもありません。
こうなる前に防錆対策相談を・・・ (海沿いの鉄骨)