都市部の市街地や、農山村部でありましても、鉄塔の塗装工事におきまして,塗料が飛散し、家屋や農作物へ付着する事態は避けたいものです。
そういう場所であればあるほど、防錆塗装であり、メンテナンス周期を先延ばしする高い防錆性能が同時に求められます。
鉄塔塗装で今回提案しますのは、「カーボマスチック15HB+カーボコートタワー16」の防錆・飛散防止型システムであります。
防錆力に定評のあるカーボマスチック15J。それを厚膜タイプ(1回刷毛塗りで100ミクロン)にしました。原則無希釈で塗装すれば、飛散防止型塗料にもなります。
上塗りには飛散防止型塗料で実績のあるカーボコートタワー16。それぞれ強みのある防錆・飛散防止型塗料の組み合わせで,市街地であり沿岸部の鉄塔塗装での悩みは解決できると思います。
1.腐食環境の鉄塔塗装は防食力が優れていること。
(カーボマスチック15HB)
実績のあるカーボマスチック15Jの厚膜タイプです。
2.耐候性が優れチョーキングしにくい。
(カーボコートタワー16)
3.高所作業のため極力飛散しない塗料で
施工する。(カーボコートタワー16 )
下塗:カーボマスチック15HB
特 長
サビに強力に浸透し固着させるため防錆力が優れている。
アルミ顔料のリンペン ウロコ効果により腐食物質の透過を防ぐ。
亜鉛メッキの付着性が抜群に良好である。
1回の刷毛塗りで100μの厚塗りが可能。
VOC規制(溶剤規制)に適合し、鉛、クロムフリーである。
難飛散型になっている。
上塗り:カーボコートタワー16
特長
刷毛塗り塗料の飛散が少ない耐侯性、防食性、刷毛塗り塗料の飛散が少ない 耐侯性 防食性に優れています・
塗装の注意事項
下塗り、上塗りは2液のため、混合比を正確に混合し規定内のシンナー希釈により入念に攪拌する。(下塗:0~3%、上塗なし)
塗装は塗りもれがないよう規定膜厚以上に厚く塗装する。
上塗りは下塗りが充分乾燥しているか確かめてから作業を行う。
鉄塔の接合部等ボルト類が多く集まっている箇所、その他ハケの扱いにくい箇所は特に注意して塗り残しがないよう施工する。
飛散のおそれのある鉄塔は飛散しないよう万全の対策を講ずること。
腐食のはげしい箇所は下塗りで先行補修塗りを施してから本塗装を実施する。
塗料必要データはカタログ製品データシートを参照のこと。
安全対策
安全対策指針に従う。
着工打ち合わせ事項を守り、安全管理者の指示に従い作業する。
毎朝作業前にミーティングを行いその日の作業内容を熟知させると同時に体調不調のものは作業させない。
作業員には安全帽、安全帯を使用させる。
高所作業中、安全管理者は常時安全作業を監視し、不安全行為の絶無を期する。
現場責任者及び安全管理者は密に打ち合わせを行う。
良い塗膜が出来上がるためには
よい性能塗料であることはもちろん施工がしっかり施されていることが重要です。