四万十川水系にあるダムの1つです。
小規模なダムで、その水は伊与喜川を通じて黒潮町に分水されています。その下流に佐賀水力発電所があります。
家地川ダム湖周辺には桜がたくさん植えられています。桜の季節には美しい景観になることでしょう。
さて2011年9月に久しぶりに訪れました。1988年10月にダム堰堤上部にある鉄骨歩道橋を「カーボマスチック15J」で刷毛塗り3回塗りで防錆塗装していました。23年経過してどうなっているのか見に行きました。
23年経過しますとチョーキング(白亜化)していました。しかし剥げたり、めくれたりは全然していません。このあたりは、25年目の観察しました来島ドック支線の送電鉄塔カーボマスチック15J 刷毛塗り2回塗り)の現場と同じでした。
23年経過したカーボマスチック15Jの外観観察
1)塗膜は健全に劣化していっています。塗膜上部から薄紙を剥ぐように、塗膜がチョーキング(白亜化)し、消滅していっています。層間剥離(そうかんはくり)現象は見る限りまったく起きていません。
2)塗膜は上部から消滅していっていますが、錆びの発生は見られていません。薄くなってもカーボマスチック15Jの塗膜は剥げたりめくれたりは全くしていません。これはたいしたことであると思いました。薄くなった塗膜が素地を守っているからなんです。
3)手摺部分は別のメーカーの塗料が塗装されていました。塗膜は剥げたりめくれたりしています。そしてめくれた塗膜の部分は錆が発生しています。それは塗装された塗膜が経過するにつれ硬くなり、鉄骨部の収縮に追随できなくなり、割れが生じ、そこから水分が浸透し錆が発生したのではないでしょうか。
でもこれは塗膜の欠陥ではありません。10年。20年と経過すれば通常の塗料はこうなります。逆にカーボマスチック15Jは塗膜が薄くなり、チョーキングしても剥げたり、めくれたりしない。そちらに注目いただきたいのです。
あらためて「カーボマスチック15J」の防錆力と耐久力を再認識しました。
鉄鋼構造物(橋梁・船舶・建築物・鉄塔・タンク・道路施設・工場施設)などの防錆塗装には、是非「カーボマスチック15J」をご検討、ご採用ください。再塗装にはカーボマスチック15Jをお薦めします。
家地川ダムの歩道橋の再塗装について(提案)
下塗りにはカーボマスチック15Jを刷毛塗り2回塗り。上塗りにはカーボタン234HS指定色を塗装してください。15年程度は大丈夫です。