Q ある建物の防錆対策についてお聞きします。屋根裏は鉄骨構造です。屋根は石綿スレート板です。一部が破損していて雨漏りをしていました。漏れている下部の鉄骨部が錆びています。
屋根は防水処理をしますので、今後雨漏りはしません。現在錆びている鉄骨部の防錆塗装にどんな防錆塗料が良いのかアドバイスください。
A 現場の写真を拝見しました。言われるとおり、以前雨漏りされていた箇所の鉄骨が錆びています。防水処置をされて、今後雨漏りがないとすれば、方法は割合簡単です。
防錆塗料はラストボンドSGが良いと思います。その理由を説明します。
1)無溶剤型の2液混合型塗料である。取り扱いが簡単である。
2)防錆力に優れている。
3)屋内であるため、紫外線の影響はなく、上塗りの必要性はありません。
(ラストボンドSGは顔料が少ししか含有されておらず、エポキシ樹脂であるので、紫外線に弱い性質があるからです。)
(錆落とし作業について)
歯ブラシ状のワイヤブラシを用意します。錆が出ている箇所を丹念に錆落とし作業をしてください。(落とした錆や、浮いている旧塗膜は丹念に除去してください。)
(ラストボンドSGの塗装)
A液とB液を混合し、塗装します。塗装方法について
塗り漏れのないように20mmから30mm幅の刷毛で塗装します。刷毛は100円ショップなどの使い捨ての刷毛でかまいません。