防錆Q&A

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エポキシ塗料の長所と短所について

Q 耐水性や耐久力でエポキシ樹脂塗料が優れていると聞きました。
ラストボンドSGやカーボマスチック15Jもエポキシ樹脂塗料ですね。

 「エポキシ樹脂塗料」の長所と短所を教えてください。

 

  

 

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A (エポキシ樹脂塗料の長所について)

 

 耐久性があり、薬品雰囲気にも強い。水にも強い。強い接着力がある。

 これらは「エポキシ樹脂塗料」の性質でもあります。2液混合型のエポキシ樹脂塗料。その性質の説明に行く前に、「親戚」である「エポキシ樹脂・接着剤」について説明します。

 写真のエポキシ樹脂。A液・B液を等分の量で混ぜあわせます。A液・B液のチューブから同じ分量を搾り出し、へらでかき混ぜます。

 エポキシ樹脂の接着剤。よく接着できるものとして、「金属」「ガラス」「陶磁器」「タイル」「プラスチック」「木材の接着や補修など」とあります。

 一方使用してはいけない部位は、「軟質塩化ビニール」「ポリプロピレン」「ポリエチレン」「ポリウレタン」「シリコン樹脂」「フッ素樹脂」「ナイロン樹脂」「ゴム」となっています。

 エポキシ樹脂の接着剤は接着力が強いので、金属や陶磁器、プラスチックと相性がいいですね。反面、ゴムやナイロン、軟質塩化ビニールは溶剤で溶かしてしまうから、使用はできないのです。

 接着剤ー塗料ープラスチックは親類なんです。接着剤と塗料は液体状の「プラスチック」。乾燥硬化すれば、フィルム状になりプラスチックになりますから。

 

 「防錆屋」で取り上げていて、通販をしている「カーボマスチック15J」や「ラストボンドSG」は、エポキシ樹脂塗料です。接着剤のエポキシ樹脂の同じような性質もあります。

 

 それは強い接着力があるので、金属やコンクリート、FRP(強化プラスチック)と相性がよく、塗装されています。

 

 エポキシ樹脂塗料である「カーボマスチック15J」や「ラストボンドSG」は塗料に含まれている「特殊浸透液」の作用で防錆力に優れています。広範なユーザー各位から支持されています。私の販売実績(1980年以降)からは、1度も防錆に関して「クレーム」はありません。

(エポキシ樹脂塗料の短所について)

 

 ただエポキシ樹脂塗料には欠点があります。それは「紫外線に弱い」ことです。

 ラストボンドSGには顔料分がほとんど含有していません。ですので、屋外使用の場合は、必ず上塗りをしてください。そのままではすぐにチョーキング(白亜化)します。

 カーボマスチック15JもラストボンドSGと同じエポキシ樹脂塗料です。紫外線に弱い欠点が共通してあります。ですので屋外仕様の場合はラストボンドSGは必ず上塗を塗装してください。

 

 カーボマスチック15Jは厚膜タイプの塗料で、なかにアルミの顔料が含まれて居ます。屋外仕様にも耐えられますが、より耐久力を増すためには、上塗りには「カーボタン234HS」などの2液混合型のウレタン塗料をお薦めいたします。

(カーボマスチック15JとラストボンドSGの特長について)

 

 基本的にはエポキシ樹脂ですので、エポキシ樹脂塗料の性質を有しています。ただし、エポキシ樹脂接着剤のように「10分で乾燥硬化する」ということはありません。

 

 その理由は錆層に深く浸透する性質がある特殊な浸透液が配合されていますので、乾燥効果は遅く設定されています。その性質を熟知したうえで、防錆対策に「カーボマスチック15J」と「ラストボンドSG」をご使用ください。きっと期待に応える防錆効果が出るでしょうから。
 

 カーボマスチック15Jは、浸透性厚膜エポキシ樹脂塗料(さび止め塗料)です。錆の残存があっても腐食面に強固に浸透し、強固に付着、保護する塗料です。

厚膜タイプであり、旧塗膜を選ばなく3種ケレンで長期防錆が出来るため、メンテナンス塗装に革命をもたらしました。新設時にも多く使用され、亜鉛メッキやステンレスなどの非鉄金属にも付着します。

 ラストボンドSGは、悪素地面浸透性エポキシシーラーです。悪素地面への浸透性に特化したエポキシシーラーです。ラストボンドSG+カーボマスチック15Jの組み合わせは、強力な防錆力を発揮します。無溶剤型であり、VOC規制に適合しています。

 

 ぜひこの2つの防錆塗料をご活用ください。

 

 カーボマスチック15Jはこちら  https://www.nc-21.co.jp/products/carbomastic/です。

 

 ラストボンドSGは こちら   https://www.nc-21.co.jp/products/rustbond/ です。