Q 軽自動車のフェンダー下部のサビ部分を塗装したいと思います。サビ止め処理として、ホルツのサビチェンジャーを塗布してからラストボンドを使用したいと考えていますが、有効でしょうか。またサビチェンジャーは不要でしょうか。
車両フェンダー部分の錆びている箇所にラストボンドSGを塗った後の処理(塗装・パテ盛り)に関してご質問します。その箇所は錆により塗装が浮き上がり、亀裂が発生しています。車体鋼板もやせている懸念があり、錆落としをすると正常塗装面と段差(2~3mm程度)がつくと思われます。
そのためパテで肉盛りをして厚みを修正しなければならないと考えています。このような場合、ラストボンドSGを塗ってからその上にパテ盛りは可能でしょうか。また、パテは市販の車両補修用で良いでしょうか。なお、パテ盛りは不可であり、ラストボンドSGの上に塗装する場合は、下塗り(プラサフ等)は必要でしょうか。
A 錆転換剤をラストボンドSGの塗装前にお塗りになるということですが、必要ありません。錆転換剤の効力については疑問符であります。ですので錆転換剤を塗装せず、ラストボンドSGをそのまま塗装されてください。
ラストボンドSGは、「ユニバーサルプライマー」と言われています。
それは原則どんな塗料の上にも塗れるし、どんな塗料も上に塗れます。
錆止めにラストボンドSGを塗装し、その上にパテなりサーフェーサーを塗布する分には問題はないと思います。
こちらの方はラストボンドSGを塗装した上にシリコンゴムを塗布されておられるようですが、2年後も問題はないと報告いただきました。
https://www.nc-21.co.jp/case/post_4/
もともとはラストボンドは、水力発電設備のメンテナンス用で採用され、
上塗りにカーボマスチック15Jや、あるいは直接二液型ウレタン(カーボタン234HSなど)を直接塗装してきた塗装履歴があります。
ラストボンドSGは、サビには強いが、紫外線には弱いため、「なんでも構いませんので屋外部使用時には、上塗り塗料を必ず塗装してください。」と申し上げました。
奄美大島のダイビング・スクールの方は自動車用の上塗り塗料をラストボンドSGの上に塗装されておられます。
https://www.nc-21.co.jp/case/post_18/
鉄構造物以外の、車やバイクのメンテナンスに関しましては、むしろお客様から学ぶことも多いのです。
ラストボンドSGの上にいろんな塗料やパテやサーフェーサーを塗布されたとお客様からお話は聞いていますがトラブルがあったとはこちらには聞いておりません。