Q 海岸近くの鉄部で構造物をこしらえます。今回は溶融亜鉛メッキにではなく、鉄でこしらえました。適切な防錆塗料があればご紹介下さい。
A 鉄部の長期の防錆塗装を考慮する場合の留意点は「鉄面を入念にサビ落としと脱脂作業をされ、200ミクロンの塗膜厚を確保すること」です。それは長期防錆(重防食塗装)の定義でもあります。
ラストボンドSG(25μ)+カーボマスチック15Jローラー塗り(100μ)+カーボマスチック15Jローラー塗り(100μ)か、もしくはカーボマスチック15J刷毛塗り(1回膜厚70μ)の3回塗りをお薦めします。
通常のペイントは膜厚が30μ程度です。またいわゆる変性エポキシ塗料も50μ程度の膜厚しかありません。ですので4回塗りや5回塗りをしないといけないのです。その点、上記の塗装仕様は経済的であると言えます。