Q 建物や街路の柵などの鉄部の塗装をしているのですが、塗装後、三ヶ月程度でさびが再発、また、塗装したところがはがれがおきています。塗装には、下塗りに1液変性エポキシ塗料を使用、上塗りには、1液ウレタン塗料を使用しました。
現在使用している塗料(1液変性エポキシ塗料+1液型のウレタン塗料)では、錆は、ふせげないのでしょうか?また対処法はありますか。全部だめな塗料は剥離しないといけないのでしょうか?
さび落としなのですが、どの程度まで落とせばよいのでしょうか。
さびが完全になくなるまで削らないとだめでしょうか。塗装はがれで三面中一面に塗装はがれがあった時、はがれ面のみ塗装をはがせばよいですかそれとも三面ともはがさないとだめですか?
塗装ははがれていない旧塗膜の上に再度塗装しても大丈夫ですか?
A ご使用されたのは今「流行」の弱溶剤型の1液変性エポキシ塗料と、1液型のウレタン塗料です。3か月程度で錆が出るということは、メーカーの効能書きどうりの性能がないのです。
従来の防錆力や付着性の良いエポキシ系塗料は強溶剤タイプです。環境問題対応と称して、最近は「弱溶剤」型のエポキシ系塗料やウレタン系塗料が開発され市場に出回っています。
でも性能は強溶剤型に比較して総じてよろしくありません。
手直し方法はラストボンドSG(悪素地面用浸透性エポキシシーラー)を塗装することですね。
素地を塗装前には素地調整作業をされてください。
そして下塗りにはラストボンドSGを刷毛塗で塗装されてください。塗漏れのないように塗装してください。
ラストボンドSGの完全硬化が確認されましたら、ご使用になられて余っている1液ウレタンでも上塗りに塗装されてください。
ラストボンドSG+1液変性エポキシ塗料+1液型のウレタン塗料でもかまいません。
ラストボンドSGについて(製品説明)
https://www.nc-21.co.jp/products/rustbond/
東京渋谷でビル管理会社をされておられる方からも昨年相談があり、非常階段部をラストボンドSG+カーボマスチック15Jで塗装していただきました。「世界1の防錆塗料だ」と誉められました。
https://www.nc-21.co.jp/case/post_27/
錆対策のお奨めは ラストボンドSG+カーボマスチック15Jです。ご参考まで。
*目立つ錆、剥げている塗膜は除去してください。
浮錆と浮塗膜は除去されてください。
*目安は簡便な「付着性テストをされてください。」やり方は以下の記事を参考ください。
https://www.nc-21.co.jp/consulting/consulting1/
簡便な付着力テストをされ、2段階まででしたら、付着力が旧塗膜にあるので、塗膜表面を軽く目荒しをしてください。
3段階以上で、あきらかに旧塗膜の付着力が低下されていると判断できる場合は、機械工具(サンダー)なども使用されて全面剥離されるように頑張ってください。
その作業をされてから、ラストボンドSGを下塗りの錆止め塗料として刷毛で全面塗装されてください。