Q 内装の仕事をしています。貴社のホームページを閲覧して「カーボマスチック15J」のことが目に留まりました。
亜鉛メッキのどぶ漬にくらべ、防錆力はいかがですか?長い間に剥げたりめくれたりしませんか?
A 使用される条件次第であると思います。
亜鉛メッキをすれば、防錆力があることは確かです。
参考「亜鉛メッキの耐用年数」について
https://www.nc-21.co.jp/faq/rust_useful-life/
どぶ漬でも電力会社の送電鉄塔のように「分厚い」ものは、20年経過しても大丈夫です。
使用される条件次第であると思います。亜鉛メッキをすれば、防錆力があることは確かです。
私は防錆管理士ですが、防錆管理士の資格には「防錆塗装」「めっき」「防錆包装」の3分野があります。メッキも有力な防錆処理方法です。
メッキは工場内のなかで温度管理され、溶液層で防錆処理をされています。品質が工業製品として均一になっています。
防錆塗装も橋梁などのように最初の工程が工場塗装であれば、めっきと同様の品質管理は出来るでしょう。でも多くは現場での防錆塗装となる事例が多いようです。
人間が現場でやることですから、塗装時に薄塗があったり、素地調整作業(錆落とし作業)等が不十分である可能性が、工場内でやる場合よりは高くはなると思います。そういう点では工業製品であるドブ漬け亜鉛メッキと現場での防錆塗装(カーボマスチック15Jを使用したとしても)比較することは難しいと思います。塗装技術と現場管理がしっかりされている塗装業者さんであれば、メッキとそん色ない結果は出るとは思います。
カーボマスチック15Jは、塗装後いつまでも塗膜が柔らかいので、経年変化で、剥げたり、捲れたりはしません。理由は溶剤分が少ないので、塗膜が硬くならない特色があるからです。
弊社ホームページでも20年以上経過し、剥げたり、捲れたりしていないカーボマスチック15Jの現場が公開しています。
https://www.nc-21.co.jp/case/post_20/(調査当時 25年目)
https://www.nc-21.co.jp/case/post_26/(調査当時23年目)
https://www.nc-21.co.jp/case/post_19/(調査当時17年目)
*一般論ですが、カーボマスチック15Jは、きちんと2回塗り塗装をしていただきましたら、20年は大丈夫です。