Q 屋外に看板が付いている柱があり、留め具部分はシリコンでコーキングしてあります。
柱の中が密封状態ですが、結露が発生して錆たりするのでしょうか?
空気抜け用の穴を開けた方がいいのでしょうか?
どうぞよろしくお願い致します。
A 看板が取り付けられている柱がアルミ製でありましたら、まず錆びないでしょう。
ステンレス製でもほぼ錆びないでしょう。
理由はその2つの非鉄金属は錆や塩害に強いです。船舶関係の備品はアルミかステンレスです。
亜鉛メッキの場合もそこそこ錆には強いですが、アルミやステンレスほどではありません。錆は何年かしますと来るでしょう。亜鉛メッキであれば結露で錆びると言うことはあまりないとは思います。
なにも塗装処置しない金属や上の非鉄金属製品ではない鉄製の柱の場合は錆びる可能性はあるでしょう。
しかし最初から対策していなければ、後から内部をどうこうということは出来ません。 手が入らなければ、錆落とし作業も、防錆塗装作業もできないからです。
よく問い合わせもありますが、「初期対策」「工場塗装」「非鉄金属での製造」がすべてです。
事後対策の防錆塗装は、「手が入らない部位」については出来ません。
よくある質問・「亜鉛めっき部材のパイプ内面への防錆塗装は可能か?」
ということでお役にたてず申し訳ございませんでした。
空気穴は必要なのかどうかは素材が不明なのでわかりません。鉄であればそこから雨水などが侵入し、余計に錆が早く発生すると考えられるので、しないほうがよろしいと思います。