防錆Q&A

防錆Q&A

錆落とし作業の質問です

Q 鉄面の錆落とし作業を頑張ってする予定ですが、なかなか綺麗に落ちません。サンダーが全部に使えればいいんですが、無理な個所もあります.手工具でやれば、錆をとりきれない箇所も出て来ます。
 
 ラストボンドSGやカーボマスチック15Jは、「ある程度錆が残っていても防錆塗装が可能」と聞きました。錆落とし作業をしなくて塗装してもよろしいのでしょうか?
 
 
 

A 確かにラストボンドSGカーボマスチック15Jは、「ある程度錆が残存していても錆層深く浸透し、錆を抑え込む防錆塗料」であります。
 
 しかし一般論ですが、「要因が塗膜寿命に及ぼす影響」の画像を見ていただきたいのですが、49%です。半分が素地調整作業(錆落とし)作業の影響が大ですね。ラストボンドSGやカーボマスチック15Jを塗装なさる場合も、可能な限り、錆落とし作業(素地調整作業)をしてください。なさいますと再塗装された塗膜の寿命が延びます。
 
 虫歯の治療と同じで、ガリガリと削って、歯医者さんは虫歯予防の薬を塗ります。 痛んでいる部位をガリガリと綺麗に除去しませんとまた痛みが発生します。そのうえに虫歯を抑止する薬を歯医者さんは塗ります。
 
  その薬がラストボンドSGやカーボマスチック15Jです。錆を抑えます。可能な限り錆落とし作業を入念にされますと、より高い防錆効果があります。
 
素地調整の大事さ_NEW1_R.jpg