Q 最近、屋上の防水工事の際にスチール製の手摺の根元が錆びているので試しに根元のコンクリートやモルタルをハツリ除去したところ、赤くさびている個所(一般的に錆びている状況)と黒い錆(?)の部分がありました。前者は根元周辺にひび割れも発生していました。
原因を教えてください。
又、黒い部分は健全でしょうか?これは何でしょうか?将来赤く錆びる可能性はどうでしょうか?今回の工事はウレタン防水を施工しました。手摺根元はウレタンシーリング材を充填し、その上にウレタン防水材を3mm厚で塗りましたので将来ひび割れは発生しないと考えます。
お忙しいところ申し訳ありませんが、防水屋の為にアドバイスをよろしくお願いします。
A ラストボンドSGを塗装しましょう。
現場を見ていませんので、一般論で回答させていただきます。
通常コンクリートはアルカリ性です。鉄筋などは普通は防錆塗装していません。
しかしよく世間で言われている「コンクリートが中性化」しますと、巣穴や、クラックなどから水分が浸透したりしますと、鉄筋が錆で膨張し、コンクリートを押し上げ、ひび割れを大きくします。 ( 爆裂などとも言います。)
防水が完璧であれば、コンクリートに水分が浸透しなければ錆びることないと思います。
コンクリートを除去して、錆びた鉄筋をどうするかということであれば、防錆塗料をお奨めします。錆の部分をさび落としをし、そこへ塗装します。お奨めする塗料はラストボンドSGです。