Q 気軽に亜鉛メッキが出来ると言う塗料と、錆を転換する塗料があります。ラストボンドSGとカーボマスチック15Jと比較した場合どちらが優れていますか?
A この質問は良くあります。結論は「わかりません」です。
また自分として使用した経験がありませんので、コメントのしようがありません。
まず亜鉛メッキについてです。
「溶融亜鉛めっきは、高温で溶かした亜鉛に鋼材を浸し、表面に亜鉛皮膜を形成する技術です。
亜鉛めっき加工を施した鋼材は、錆びや腐食を発生しません。塗装や電気めっきなどとは異なり、亜鉛と鉄から形成される「合金層」により、亜鉛と鉄が強く金属結合しているため、長い年月を経てもめっきは剥がれることがありません。
溶融亜鉛めっきの防食機能には、「保護皮膜作用」と「犠牲防食作用」という2つの大きな特徴があります。」(日本溶融亜鉛鉛鍍金協会 ホームページより)
説明にあるように「保護皮膜作用」と「犠牲防食作用」に溶融亜鉛メッキは優れていまして、防錆効果を保っています。
また弊社は工業薬品(塩酸・硝酸・苛性ソーダ)などをメッキ会社に納品しています。薬品を入れた浴槽に被塗物を漬け、錆や油を落とし、メッキ槽に浸漬してめっきをしています。
メッキには大掛かりな工業装置や溶液の使用が必要です。「塗料化」していて、塗装しただけで、しかも常温乾燥型塗料で「気軽にめっきできる」というのは正直わかりません。あり得るのかどうかは、製造なさっているメーカーにお尋ねください。
また「赤さびを黒錆に転換する」という「錆転換剤」これまたわかりません。
赤さびである酸化鉄は化学的には安定しています。それを黒錆に転換すると言う理屈がわかりません。
実際にご利用された方の話では「うまくいく場合と行かない場合があった」とのこと。こちらも良くわかりません。
弊社で取扱いしているラストボンドSGとカーボマスチック15Jは「錆層深く浸透し、錆を抑え込んで防錆する」塗料です。原理が全く異なっています。
「防錆屋」サイトでは簡便な説明をしてございますので、ご参照下さい。。
ラストボンドSGに関する説明
錆対策にお悩みの全国各地のお客様にご愛顧頂いています。