防錆Q&A

防錆Q&A

「防錆管理士」とはどんな資格なのでしょうか?

Q  「防錆管理士」と防錆屋ホームページの管理人さんたちは言われています。聞きなれない資格です。どのような資格なのでしょうか?

A  確かに一般的には普及していない資格です。

 四方を海にかこまれた日本では特に「錆」対策が大きな問題であり、橋梁の落下や、建築物の倒壊など時に深刻な事故を引き起こすことさえあります。そのために錆対策の専門家を育成する必要があります。一般社団法人 日本防錆技術協会がその役目を担ってきました

一般社団法人 日本防錆技術協会について

 「防錆技術向上とその普及を目的とする、経済産業省認可の唯一の社団法人として、昭和32年(1957年)4月8日に設立され,平成24年(2012年)4月1日に一般社団法人となりました。

 東京本部のほか、中部支部、関西支部、沖縄支部を通じ、防錆技術の啓蒙普及に努めてまいりました。その結果、自動車の腐食対策の徹底による保証、鉄鋼産業の表面処理鋼板製造技術による高付加価値化、家電製品の耐久性の向上、ISO,JIS等の規格標準化など大きな成果をあげております。

防錆管理士は、経済産業省や国土交通省、中小企業庁などの後援を得ている民間資格で、腐食や錆によって建物や配管が劣化するのを防止するスペシャリストです。資格の取得には、通信制の防錆技術学校を受講して1年の通信教育を受け、試験と認定論文審査に合格する必要があります。」

一般社団法人 日本防錆技術協会 http://www.jacc1.or.jp/

 専攻課程には、1.施設防食科、2.防錆塗装科、3.防錆塗装科別科、4.めっき科、5.防錆包装科 の5つの科があります。

 共通課程では、防錆防食を学ぶために知っておかなければならない腐食の定義、金属の腐食と電気化学、腐食の種類、環境と腐食、耐食材料、防錆防食法などを学習しました。

専攻課程では共通課程で学んだことをもとに、科目専門の講師が指導にあたります。各科は、
それぞれ、15の専門科目で編成され、詳しく記述された教科書と丁寧な通信指導により、深い知識が得られます。
 理解度を把握するために、各設問に対するレポートを提出(毎月)し添削指導を行っていただきました。新技術、新情報などは、東京や大阪の会場でのスクーリングにて講義を受講してまいりました。1万5千人を超える資格者が国内外の第一線で活躍しています。

防錆管理士である西村健一は『防錆塗装科』、西村類は『防錆塗装科別科』を履修しています。